石州瓦

屋根材として最上位の粘土瓦 その中でも特に耐久性に優れた商品です。

産地:石州(島根県)

現在、日本で主流となっている屋根の素材には大きく4つの種類があります。

○粘土を成形・焼成した【粘土瓦(釉薬・いぶし・素焼等)】
○セメントに繊維素材を混ぜて薄い板状に加工した【化粧スレート(コロニアル等)】
○様々な金属を薄く板状に加工した【金属屋根(現在の主流はガルバリウム鋼板製)】
○ガラスの繊維をアスファルトでコーティングして表面に小石を貼り付けた【アスファルトシングル


それぞれの屋根材にメリット・デメリットがありますが、今回ご紹介したいのはその中でも随一の耐久性を誇る粘土瓦、そのなかでも【石州瓦】と呼ばれるものです。

粘土瓦のなかでも釉薬が施釉してある商品を釉薬瓦や陶器瓦と呼びます。
陶器と言えば、お茶碗や湯飲みを想像してもらえれば分かりやすいのではないでしょうか。
お茶碗などは落として割ったり、欠けたりしない限りずっと使えますよね?
少なくとも金属のように『錆びて使えなくなった』やプラスチックのように『劣化してボロボロになった』という話は聞いたことがありません。

石州瓦はそんな陶器製品の中でも特に高い温度(1200度以上)で焼成しています。
※すべての粘土瓦は高温で焼成していますが、粘土によって耐久温度が違うため最高温度にばらつきがあります。(900~1200度程度)
高温で焼成するということは粘土の中の水分含有量が減り、凍害や塩害の被害が抑えられるということにつながります。

石州瓦には和型・平板・S型の3種類があり、好みに応じて使い分けも可能です。

以下に石州瓦の性能の詳細がありますので、時間のあるかたは是非ご覧ください。
※粘土瓦としての特性(メリット)も多く記載してあります。

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